うつ病症状

脳科学の進展と薬物治療の効果の拡大は、これまでもリンクしてきましたが、うつ病性障害の完治という観点から、
それだけが、必要十分条件とはいえません。

〜うつ病性障害は早い段階に専門医による適切な治療を受ける事で、必ず完治する病気といわれています〜

うつ病治療と脳科学

近年の科学技術の進展は目覚しいものがあり、ニュースメディアなどでも頻繁に、その成果ともいえる「最新科学技術の産業利用」といったものが伝えられています。人間のように歩くロボットにも驚きますが、これまで、まったくの未知の領域とされてきた「脳」、この謎を解明すべく、脳科学分野の発展も日進月歩のようです。

その研究の成果は、もちろん、医療技術にも生かされ、原因不明だった発症の仕組みが明らかとなり、それにより、これまでよりも、より効果的な治療が可能になってきています。


うつ医療の新たな時代の到来も・・・

しかし、この日進月歩の科学的な進歩にも関わらず、うつ病性障害における治療については、それほど大きな進展がないともいわれています。もちろん、「脳」の仕組みや働きが解明されることでの薬物治療の発展は認められ、それが、「うつ病」に苦しむ患者さんの大きな助けになっていることは確かです。「うつ医療の新たな時代の到来」といった文句でマスメディアに取り上げられることも確かにあります。

ただ、その部分を差し引いても、「うつ医療」の全体としての「質」のようなものは、なかなか、向上していないといっていいでしょう。うつ病性障害の治療については、どれだけ「薬の進歩」があっても、それだけでは、決して十分とはいえません。「適切な医療」の必要性、その占めるウェートの高さが「うつ病治療」の特徴ともいえます。


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