うつ病症状

うつ病性障害には早期回復が、何よりも望まれますが、その障害となるのが、それを望む患者さん自身の行動にある場合があります。
早期回復に必要なポイントとは。

〜うつ病性障害は早い段階に専門医による適切な治療を受ける事で、必ず完治する病気といわれています〜

うつ病医療の実態2

うつ病性障害の実態について、前項に引き続いて考えたいと思います。「相談しづらい空気」のほかに、どのような問題点があるのでしょうか。世間一般の「なんとなく」といった雰囲気ではなく、ここでは、医療側と患者側、双方の立場から見た問題点を考えてみたいと思います。


患者側の問題点

前項では医療に携わる側の技術的な問題点について触れましたが、もちろん、医療側にばかり問題があるのではありません。ここでは、うつ病性障害を抱える患者さん側の問題点を考えましょう。

うつ病を治そうとしている医師からみた場合、患者さんの次のような行動には困惑してしまいます。「うつ病という診断を受け入れようとしない」「治療方針の無視」「自己流の治療法に走る」「勝手な転院」・・・どれも、しっかりと治そうとしている医師とは対照的な行動といえます。

もちろん、「自分がうつとは思いたくない」気持ちは分かりますし、治したい一心で、人に「良い」と聞いた治療法を自分なりにやってみたり、「良い」と聞いた病院に転院してしまうのも気持ちとしては理解できます。しかし、「適切な医療」を受けるには、やはり、こういった、患者さん側の行動は、決してプラスにはならないと思います。

これは、何も、医師側の医療プランが台無しになり、治療方針を考え直さなければならない医師の負担の話が問題なのではありません。医療プランの停滞は、早期回復を妨げる大きな要因になってしまいます。患者さん側の軽率な行動は、そのまま、患者さん側の負担として、跳ね返ってしまうのです。


◆NEXT ⇒ うつ病、周囲の人が注意すること

 

HOME

Copyright(C) 2006 うつ病症状@. All Rights Reserved.